人気の【レジン】に初チャレンジ♪

初レジン

人気の【レジン】にチャレンジしてみました☆



ハンドメイドの中でも大人気の【レジン】。
クリアでキラキラと輝いて、しかも専用のライトを使えば超短時間で硬化するという優れものです。

【レジン】は『レジン液』という接着剤程度の粘度がある液を、モールドや空枠、ミール皿など型に入れて硬化させて制作するというものなので、
【粘土造形】とはちょっと違いますが、やはりあの透明感と質感は樹脂粘土や軽量粘土ではだせないもの。
【Players Clay】と【レジン】を組み合わせた作品を提出される受講生さんもいらっしゃいます(^^♪

まずは行動をと、とりあえず手芸屋さんや近所のダイソーさんとCan☆Doさんから『ライト』や『レジン液』『モールド(型)』などなど色々買ってきました。
(ライトはさすがに100均さんにはないだろうと思い手芸屋さんで購入しましたがCan☆Doさんにもありました!)



お試しに見様見真似でやってみて、ふと気付きました。
『UVレジン』、『UV・LED用レジン』、『レジン着色剤』…ん?全部一緒だと思っていたが??


| レジン液の種類


レジン液にも種類があるということを初めて知りました…(^^;

●UVレジンとLEDレジン


成分は同じで『アクリレート樹脂(アクリル樹脂)』です。プラスチックの一種になりますね。
ただ基本的に、『UVレジン液』は『UVライト』、『LEDレジン液』は『LEDライト』を使わないと硬化しないとのこと。

この『UVライト』と『LEDライト』の違いは、(電磁波の)波長の長さで、『UVライト』が350nm~400nmで紫外線、
『LEDライト』が385nm~415nmで可視光線(目に見える光)。※nm=ナノメートル

UVレジンは紫外線で硬化するので、太陽光でも硬化するんですね。

最近では『UV/LEDライト』というどっちのレジン液でも硬化させるライトが主流のようです。

と、買ったライトを慌てて確認!


『UV/LEDレジンライト』!良かった(ホッ)
勢いで買ってしまいましたが、『UVレジン』も『UV・LEDレジン』も気にせずに両方ゴチャ混ぜに作ってしまっていましたので、もしかしたら永遠に
硬化しないものにライトを照射し続けるところでした…無知って恐ろしい(^^;

『UVレジン液』と『LEDレジン液』では、『LEDレジン液』の方が硬化が早く、黄変(おうへん=経年変化で色が黄色っぽくなっていくこと)
しにくいというメリットがあるようです。(←初めてなので確認はできていませんが…)

『LEDレジン液』のデメリットとしては、まず『UVレジン液』よりお値段が高めであることと(←確かにCan☆Doさんでも【UVレジン液】よりも『UV・LEDレジン液』の方が内容量が1g少なかったです(^^;)
硬化するときに発生する熱が高く、作品が反ってしまうことがあること、だそうです。(←これも経験値が”0”なので確認できてはいません…)

昨今ではそのデメリットを克服したレジン液も発売されていますので、製造メーカーさんによっても違いがあると思いますが、その仕上がり含めて『LEDレジン液』もしくは『UV・LEDレジン液』をお薦めされている記事が多かったです。

私的には『UVレジン液』も十分キラキラ✨
大量に必要なもの、販売用のもの、他種粘土と組み合わせるものなど用途によって使い分けるということでもいいかもしれません♪

 ◎カラーレジンとレジン着色剤



『レジン着色液』も『レジン液』の一種だと思い込み、そのまま使って照射してみたところ「あれ?何か黄色が溶けてる?固まってない??」

ご説明するまでもなく、ちゃんとパッケージ裏を読んでいればわかることでしたが(^^;

『カラーレジン液』はもう着色がされているレジン液なのでそのまま使用可、『レジン着色剤』はあくまで着色剤なので事前にレジン液と混ぜてから使用するものでした。(結局2~3日たってもドロドロしたままでした(^^;)

せっかちと思い込みの強さ。
何度痛い目をみても、持って生まれたものは中々直りません(^^;


●エポキシレジン(エポキシ樹脂)


【エポキシレジン】は、主剤となる『エポキシ樹脂』と硬化剤(ポリアミン類)を混ぜることで化学反応を起こし硬化するレジンです。
ライトは必要なく、作品のサイズにもよると思いますが1~2日で硬化するそうです。(室温が高い方が硬化が早いそうです)

厚みがある作品や封入物をたくさん入れたい作品などは、ライトが当たらないと硬化しない【UVレジン】や【LEDレジン】だと硬化不良になったりする可能性がありますが、【エポキシレジン】は常温で硬化しますので、厚みがあるものはもちろん、大きな作品でもしっかり硬化します。
(ガラス風テーブルなんかも作られていました(゜゜))

残念ながら経年での黄変はおこってしまうそうですが、長時間かけて硬化するため気泡が抜けやすく透明度が高い、強度が高く落としても割れない、レジン液のなかでは安価(g単価)など、いいところがいっぱいで制作の幅も広い【エポキシレジン】。

ただ、どうもレジン初めてさんが手を出すにはハードルが高そうに感じました(^^;ので、今回は【UV・LEDレジン液】を使ってみることにしました。


<制作する際に気を付けること>

・これは【UVレジン液】や【UV・LEDレジン液】のパッケージ裏にも書いてあることですが、作業中の『換気』です。
硬化する際に化学反応を起こすことと、製造メーカーさんによって程度の差はあれにおいがあるものもありますので、換気扇を回す、窓を開けるなどをしながらの作業が安全です。
特にエポキシレジンは硬化が進む際に有機ガスが発生するそうなので、防塵マスクなどの着用もお薦めしているそうです。

・手袋をつけることです。
レジンは有機溶剤です。有機溶剤は皮膚からも吸収するそうなので、肌に付着した場合、体質や体調にもよるかもしれませんが痒くなるなど炎症がおきてしまうこともあるそうです。(付着した場合は、拭き取ってから石鹸で洗う。)
※硬化後は無害になるそうです。

・研磨したり、削るときは防塵マスクを着用するなど、吸い込まないように注意が必要です。
はみ出た部分を削るなど少量であれば問題ないそうですが、大量に吸い込んでしまうと喉や肺を痛めてしまう可能性がありますので作業によってはマスクの着用がお薦めされていました。

成分の『アクリル樹脂』や『エポキシン樹脂』は工業用の接着剤などとしても使われているものですので、もちろんハンドメイド用に販売されているものとはいえ注意することに越したことはないないですよね。

準備万端で、ハンドメイドの時間を楽しみましょう♪

さて、ではいよいよ出陣!


| モールドとミール皿



●しずくのモールドを使ってみる




・1回目……ただただモールドにレジン液を流し込んですぐにライトを照射してしまったため、全体にレジン液がまわりきっていませんでした(^^;

・2回目……反省を踏まえてレジン液を流し込んだ後、モールドを傾けてみたり、爪楊枝で隅々まで伸ばしたりしましたが、出来上がりを考えずに肝心の封入物を自分側に向けて入れてしまいました…(泣)
気付くのがライトを照射して硬化した後になるため、結構な衝撃を受けました(^^;

・3回目……ちょっとプックリ太めになりましたが、一応成功としました(^^;「もう失敗したくない!」という思いが強かったためか、逆に『レジン液』を入れすぎたのかもしれません。
後でやすりをかけて調整してみます♪

モールドは100均さんのものとパジコさんのものを購入したのですが、この『しずく』は100均さんのものです。



画像ではわかりずらいのですが、パジコさんの方が硬めで、周りは曲がりますが型の部分は変形しません。100均さんは柔らかくて型の部分もクネクネします。

超個人的な感想ですが、100均さんの柔らかい方が硬化後に型からはずしやすいのですが、私のように『レジン液』を入れる量や諸々の力加減がよくわからずにタプタプ・ギュウギュウやってしまうと形がちょっと変わってしまう可能性があるかな?と感じました。
パジコさんのように硬めだと、多面体も歪みなくキラキラに出来ました✨


●丸いミール皿を使ってみる





・1回目……照射後にドライフラワーがとび出ていました(^^;
初めて使うのに、図々しくもちょっと高さがあるドライフラワーを封入しようとしたのが一番の失敗原因かもしれません。『レジン液』を重ねていくとカバーが出来るのかもしれませんが、かなり部分的にピョンピョンでてしまったので一旦諦めて次へ。

・2回目……照射中にまるで角のように突起物がニョキニョキと!!何で?!
調べてみると、照射中に温度が上がり過ぎるとなってしまうようです。恐らく封入物の金属が原因かと…。モール皿は薄いので遠目から少しずつ照射すればよかったです。
結果的にこの2回目が色見や質感が一番上手くいっていた感じなので、とっても残念です(泣)私の腕で修正できるかな~…

・3回目……諸々を恐れて、またもやタプタプにレジン液を流し込み、さらにこれでもかと重ね塗りしたためちょっと表面が凸凹になりましたが、封入物のとび出しもニョキニョキ突起も起こらなかったので、一応完成としました(^^;
ちょっと自棄になっていたのか封入物もゴチャゴチャ入れ過ぎですね(^^;


『初レジン』でしたので、当たり前ですが頭でイメージしたようには中々行きませんでしたが、失敗作もキラキラ✨とキレイなので、「よ~し!次こそは完璧に!!」と気力が湧き出てきます(^^)

次回も引き続き【レジン】で。
ちょっとレベルを上げてチャレンジしてみます!


粘土造形を基礎の基礎から学べます♪

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